パニック障害の症状を具体的に考えてみる
私自身に限った話になってしまいますがパニック障害は人それぞれ症状が違ったりするので分かりやすく伝えるにはどうすればいいのか、忘れっぽい自分の為にも、この精神疾患のことを知らない方にも知ってもらえるよう考えてみました。
まず私の症状としては、動悸、吐き気、息苦しさ、拘束感、手足の冷え、発汗があります。
これらを具体例と合わせて説明していきます。
- お化け屋敷に入ってるようなドキドキ感
- 乗り物酔いした時のような気持ち悪さ
- 鼻を片方塞いで呼吸をするような息苦しさ
- レジ打ちのアルバイトをしているような動いてはいけない感覚
- 少し肌寒い日にプールに入って冷えたような手足の冷え
- 3キロを全力で走った後のような手足の汗
分かりやすく考えたつもりですがなかなか難しいですね。
親しい人にも完璧に理解してもらうことは難しく、これらの症状も軽視されがちです。
私の場合、電車、バス、飛行機、教室、病院の待合室、2人以上での外食、映画館、美容院、高速道路などで発作が出やすかったです。
学生時代はほぼ毎日のように発作が出るのですが上記の拘束感のせいで動くことも出来ず、治るまでの大体5分間、体をつねる、もぞもぞ動いてみる、天井を見る、窓の外に意識を向けてみる、心臓を軽く叩く、顔を覆うなど様々な動きをすることで落ち着くまでなんとか耐えていました。
今はめっきり耐性がなくなったので学生時代の発作には絶対に耐えられない!!
こんなに辛い症状が沢山あったのに実際発作が起きている時間は5分程でいろんな事を覚えていられない自分にとってこれらの症状は家に帰ると忘れ去られていました。
その為、病院に行くまで8年かかり今年で11年の付き合いになっているというわけなのです。
パニック障害になってから頼ることと自分のことを話すのがどれだけ大事なのか実感しました。
もし普段自分のことを話さない、誰にも頼らない、そんな方がいたら身近な人やご自身が大切に思っている方に連絡してみてはいかがでしょうか。